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はがせる壁紙の選び方|粘着とのりの違いとタイプ別の向き不向き

壁の色や柄を変えたいときに、まず候補へ挙がるのが「はがせる」とうたわれた壁紙です。粘着剤の付いたシールタイプ、水で貼るタイプ、専用のりを使うものまで、同じ売り場に並んでいます。

ただし、この「はがせる」は製品そのものの性能ではなく、貼る面との組み合わせで決まる話。

砂壁に貼れば表面ごと持っていかれますし、古いクロスなら継ぎ目から破れることもある。

買ってから気づくと、貼る手間より直す手間のほうが大きくなってしまいます。

この記事では、タイプごとの違い・下地の見分け方・必要な量の測り方まで、まとめて解説します。

壁デコ.com編集部

「壁デコ.com」は、賃貸でも楽しめるウォールステッカー・壁装飾のアイデアを発信するメディアです。子供部屋や身長計、おしゃれな北欧デザインから、きれいな貼り方・剥がし方、原状回復のコツまで、部屋別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

はがせる壁紙とは何を指す言葉か

はがせる壁紙は、規格や法律で決まった名称ではありません。

貼ったあとに剥がすことを前提に作られた壁材を、まとめてそう呼んでいます。

売り場やメーカーによって呼び方が揺れるため、同じ商品が別の名前で並んでいることも珍しくない。

読者が同じ意味で使っている言葉を並べると、壁紙シール、リメイクシート、カッティングシート、貼ってはがせる壁紙あたりでしょうか。

厳密には、カッティングシートは屋外看板にも使う塩ビフィルムを指す言い方で、粘着力が強い製品も含みます。

名前だけで「剥がせる」と判断しないほうが安全です。

一方、のり付き壁紙は職人が使う一般的な壁紙に、あらかじめのりを塗ってあるもの。

こちらは下地に密着させる前提の製品で、剥がすときは下地の紙が残ります。

同じ「貼るだけ」でも役割が違う。

のり付き壁紙や普通の壁紙との違い

普通の壁紙は、石膏ボードの上に施工用ののりで密着させます。

張り替えのときは表面の層だけを剥がし、残った裏紙をパテで平らにしてから次を貼る。

専門の道具と経験が要る工程です。

はがせるタイプは、ここを住人が自分でできるように設計を変えています。

変えているのは主に3か所。

粘着剤を弱粘着にする、下地に直接触れないよう別のシートを挟む前提にする、素材を薄い塩ビやポリプロピレンにして扱いやすくする、という組み合わせ。

貼ったあとに変わるのは、まず質感です。

既存のクロスにはエンボスと呼ばれる凹凸があり、薄いシートを貼るとその凹凸が透けて見えます。

厚みのある製品ほど下の柄や色を隠せますが、そのぶん角のカーブに追従しにくくなる。

厚ければいいという話ではありません。

壁を変える手段としてはがせる壁紙が選ばれる理由

この種の製品が広く使われているのは、工事を伴わずに面の印象を変えられるからです。

必要な道具は定規、カッター、スキージー(空気を押し出すヘラ)程度。

休日の数時間で1面ぶんを終える人もいます。

部分的に使えることも理由のひとつ。

壁一面ではなく、キッチンの油はねが気になる場所だけ、クローゼットの扉だけ、といった小さい範囲に貼れます。

範囲が狭ければ失敗しても貼り直しの負担が軽い。

賃貸で使う人が多いのも事実ですが、ここは慎重に考える必要があります。

剥がせるかどうかは下地しだいで、退去時の負担がどうなるかは契約と管理会社の判断も関わる話。

賃貸で使う前に押さえておきたい原状回復の考え方を先に読んでおくと、判断の材料が増えます。

柄や色で迷っている段階なら、柄の大きさと貼る面積から決める選び方のほうが近いはずです。

うまくいかないのはどんな場面か

いちばん多い失敗は、貼れない下地に貼ってしまうこと。

砂壁、繊維壁、じゅらく壁は表面が粉状にほろほろと落ちるため、粘着剤が壁の表面ごと引き剥がします。

塗装が粉を吹いている面も同じ。

凹凸の大きいエンボスクロスやタイルの目地は、粘着面が点でしか触れず、数日で角から浮いてきます。

面積が広いほど難易度が上がる点も見落とされがちです。

柄物は隣り合う列で柄を合わせる必要があり、少しのずれが目線の高さで目立つ。

天井や、家具を動かさないと届かない壁は、一人での作業に向きません。

剥がすときの結果を保証できないことも、正直に押さえておきたいところ。

貼ってから年数が経つほど粘着剤は硬化し、剥がれにくくなります。

下地別に剥がせるかどうかを整理した記事で、自分の壁がどれに当たるかを確認してから買うほうが確実でしょう。

まず目立たない場所に10cm角ほど貼り、数日後に剥がしてみる。

これが一番早い判定方法です。

タイプで見るはがせる壁紙の違い

粘着剤付きのシールタイプ

裏の剥離紙をめくると粘着面が出てくる、いちばん流通量の多いタイプです。

水も道具も少なくて済み、家具の扉や小さな面から試せます。

ただし粘着力の幅が広く、「はがせる」表示がない製品は強粘着のこともある。

厚み・防水・粘着の3点で比べる基準を押さえると、同じ棚の商品を並べて比較できます。

のり付き・水で貼るタイプ

裏面に乾いたのりが付いていて、水に濡らすと粘着が戻る製品です。

位置の微調整がしやすく、広い面を貼るときに向いています。

乾くまでは動かせる反面、水分で下地を傷める可能性があるため、下地が紙系の場合は避けたほうが無難。

不織布(フリース)壁紙+専用のり

壁側にのりを塗り、そこへ乾いた壁紙を貼っていく方式。

伸び縮みが少なく、剥がすときは一枚のまま引き剥がせる設計の製品が多いタイプです。

道具は増えますが、部屋全体を張り替える計画なら候補に入ります。

マスキングテープを下地に挟む方法

これは製品分類ではなく貼り方の工夫。

幅の広い和紙のマスキングテープを壁に貼り、その上に両面テープを重ね、シートを載せます。

壁とシートが直接触れないため、下地への影響を抑えたい場面で使われる手順です。

テープの粘着も時間とともに変化するので、長期間の貼りっぱなしには向きません。

下地から順に決めるはがせる壁紙の選び方

選ぶ順番を間違えると、気に入った柄が貼れない壁だった、という結末になります。次の順で絞るのが早い。

順番見るところ判断の目安
1下地の種類ビニールクロス・平滑な塗装面・木部なら候補が広い。砂壁や繊維壁は直貼りを避ける
2粘着方式再剥離をうたうか、のりか、テープを挟むか。原状回復を意識するかで変わる
3厚みと透け下地の色が濃い、柄が強いなら厚手側。角の巻き込みが多い家具なら薄手側
4防水・耐熱水回りとコンロ周りは別の表示。防水は耐熱を意味しない
5サイズ・柄ロールか枚売りか。大柄ほど余分が要る

4番目は取り違えが多いところ。

洗面台の周りなら水はねへの耐性が要りますが、必要なのは防水表示のほうです。

水回りで剥がれないための条件は、素材だけでなく端の処理にも関わってきます。

コンロ周りは話が別で、直火が当たる位置には貼らないこと。

キッチンの壁面を柄で変えたいならタイル柄を油汚れ対策として選ぶときの見方が参考になります。

ブランドで絞りたい場合も、順番は同じ。サイズ展開と貼れる場所の確認ポイントのように、規格が決まっている商品はまず寸法から合わせると無駄が出ません。

必要な量の測り方と柄合わせの余分

採寸は、貼る面の幅と高さを測るところから。

壁は上下で幅が違うことがあるため、上・中・下の3か所で測り、いちばん大きい値を採用します。

窓やコンセントで欠ける部分は、面積から引かずにそのまま計算するほうが安全。

ロール製品の表示は「幅◯cm×長さ◯m」の形が一般的です。

壁の幅を製品幅で割ると必要な列数が出ます。

端数は切り上げ。

列数×(壁の高さ+上下の余裕10cmずつ)が、おおよその必要な長さになります。

ここに柄合わせのぶんを足します。

柄物にはリピートと呼ばれる繰り返しの単位があり、隣の列と柄をそろえるには1列ごとにリピート1回ぶんの余りが出る。

無地や木目調なら余分は1割程度、大きな柄なら2割以上を見ておくと足りなくなりません。

途中で買い足すと、同じ商品でも製造ロットが違って色味がずれることがあります。まとめて用意しておくほうが結果は安定する。

お手入れと、はがすときの手順

日常の汚れは、固く絞った布で拭くだけで足ります。

落ちにくい油汚れには、薄めた中性洗剤を布に含ませて拭き、そのあと水拭きと乾拭きを。

研磨剤入りのクリーナーやメラミンスポンジは表面の印刷層を削るため、目立たない場所で試してから使ってください。

剥がすときは、端をカッターの刃先で少し起こし、そこから斜め下へゆっくり引きます。

一気に引くと途中でちぎれる。

硬くなって剥がれにくいときは、ドライヤーの温風を20〜30cm離して当て、粘着剤をやわらげてから引くと切れにくくなります。

熱の当てすぎは下地のクロスを傷めるので、当てながら少しずつ進めるのがコツ。

のりが残った場合は、シールはがし剤を布に取って拭きます。

壁に直接吹きかけると液が下地へしみ込むため、必ず布側へ。

溶剤で下地が変色することもあるので、こちらも目立たない場所で確認してから。

貼るときの手順を先に把握しておきたいなら、一人で真っすぐ貼るための手順を読んでおくと、剥がすときの苦労も減ります。

よくある質問

賃貸のクロスに直接貼っても大丈夫ですか

下地がビニールクロスで、状態が良く、貼ってから短期間であれば跡が残りにくいタイプが多いという程度までしか言えません。

年数が経ったクロスや、日焼けした面では表面が持っていかれることがある。

心配なら、マスキングテープを挟む方法を検討してください。

コンロの後ろに貼れますか

直火が当たる位置には貼らないでください。

防水と書かれていても耐熱性があるとは限りません。

コンロ周りに使うなら耐熱の表示がある製品を選び、それでも火から離れた範囲にとどめるのが前提です。

浮いてきた角はどうすればいいですか

まず角の裏側のほこりを取り、ドライヤーで温めてから押さえ直します。

それでも戻らないなら、両面テープを小さく切って挟むのが手っ取り早い。

浮きが繰り返す場所は下地に凹凸があることが多いので、範囲を狭めるほうが結果は良くなります。

石膏ボードやベニヤの上にも貼れますか

表面が平らでほこりが落ちていれば貼れる製品が多いものの、剥がすときに紙の層が持っていかれる可能性があります。

とくに石膏ボードの表面紙は弱い。

剥がす予定がある面なら、直貼りは避けたほうが無難です。

まとめ

はがせる壁紙は名称に幅があり、粘着剤付きのシール、水で貼るのり付き、専用のりを使う不織布まで含みます。

どれを選ぶにしても、最初に決めるのは商品ではなく下地。

砂壁や繊維壁、凹凸の大きい面では、そもそも直貼りが成立しません。

下地を確認したら、粘着方式、厚み、防水と耐熱、サイズの順に絞っていく。

柄物なら余分を2割ほど足して量を出します。

貼る前に小さく試す一手間が、剥がすときの結果をいちばん左右する。

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